Microsoft Wordで「編集の制限」を使って特定のテキストボックスを編集可能にすることは、文書の保護機能を活用する便利な方法ですが、編集制限をかけた場合、フォントや文字の大きさなどの書式が元の指定通りにならないことがあります。この記事では、その問題の解決方法について詳しく解説します。
1. 編集制限をかけた状態でフォントや文字の大きさを保つ方法
編集制限をかけると、指定した部分だけが編集可能になりますが、書式(フォントや文字の大きさ)がリセットされることがあります。この問題を防ぐためには、テキストボックス内に適切な書式を設定しておくことが重要です。
まず、テキストボックス内でフォントや文字の大きさを設定し、その後、編集制限をかける前に「保護」機能で書式の変更を防ぐ設定を行います。これにより、編集可能な範囲でも書式が維持されます。
2. 手順:フォントや文字の大きさを保ったまま編集制限をかける
以下の手順を試して、編集制限をかけた後でもフォントや文字の大きさを保ちましょう。
- まず、テキストボックス内でフォント、文字サイズ、色、スタイルを設定します。
- 「開発」タブにある「編集の制限」オプションをクリックして、テキストボックスに編集制限をかけます。
- 「書式の変更を制限」にチェックを入れて、書式が変更されないように設定します。
- 「保護の開始」を選択し、制限を適用します。
この方法で、編集制限をかけてもテキストボックス内のフォントや文字サイズが維持されます。
3. 書式の変更がうまくいかない場合の対策
もし、上記の方法でも書式が保持されない場合、以下の点を確認してください。
- 「保護の開始」後に意図しない書式変更がないか確認します。
- 特に、Wordのバージョンが古い場合、設定がうまく反映されないことがあるため、最新のアップデートを適用しているか確認します。
- 場合によっては、テキストボックスを新たに作成して再設定することで、問題が解決することもあります。
4. まとめ
Wordで「編集の制限」を使う際にフォントや文字サイズが元の指定通りにならない問題は、設定時に「保護」オプションを利用することで解決できます。編集制限をかける前に書式設定をきちんと行い、その後「書式の変更を制限」オプションを使うことで、フォントや文字サイズを保ったまま編集制限を適用することが可能です。もし問題が続く場合は、Wordのバージョンや設定を確認し、再度テキストボックスの設定を見直してみましょう。


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