CLIP STUDIOでA4横(297mmx210mm)、解像度300dpiの設定をしても、他の制作者と同じように高画質なイラストが作れないという問題に直面している方へ。この記事では、画質が良くならない原因と、それを解決するための具体的な設定方法について解説します。
1. 解像度とサイズの設定確認
まず最初に、CLIP STUDIOで設定している解像度とサイズが正しいか確認しましょう。A4横サイズは297mm x 210mmで、解像度は300dpiに設定する必要があります。新規作成時にサイズを「A4」に設定し、解像度を「300dpi」にしているかどうかを再確認してください。
設定を正しくしても、後から画像を拡大してしまうと画質が劣化するので、最初の設定でサイズと解像度を確定させることが大切です。
2. レイヤーやブラシの設定を見直す
次に、レイヤーやブラシの設定を確認しましょう。低解像度で描いた場合、後から解像度を上げても画質が良くならないことがあります。特に、使用するブラシやレイヤーが解像度に適していない場合、粗い線や画像になることがあります。
高解像度に合わせてブラシの設定を確認し、「高解像度用のブラシ」を使用するようにしましょう。また、レイヤーを使用する際にも解像度に合った適切な設定を選ぶことが大切です。
3. 画像のエクスポート設定に注意
完成したイラストをエクスポートする際、保存形式や解像度の設定を間違えると、画質が低下する原因になります。特に、JPG形式で保存する場合、圧縮率が高すぎると画質が劣化します。PNG形式で保存することをおすすめします。
エクスポート時に「解像度」を再確認し、適切な設定を選んでください。また、「高画質で保存」を選ぶと、よりクリアな画像になります。
4. モニターの設定と画像の表示確認
実際に高画質で作成していても、モニターの解像度や色設定によって、表示される画質が異なる場合があります。モニターの色設定を確認し、正しいカラープロファイルを設定しているかを確認しましょう。
また、CLIP STUDIO内で描画する際にも、「表示のスケーリング設定」が適切であるかを確認し、正しいサイズで作業を行っているかを確認してください。
まとめ
CLIP STUDIOでA4横300dpiのイラストを高画質で制作するためには、解像度とサイズの設定、使用するブラシやレイヤー、エクスポート時の保存設定など、複数の要素が関わっています。これらを適切に設定し、モニターの設定を確認することで、画質が向上し、他の制作者と同じように高画質なイラストを作成することができます。


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