MacBook Airを譲り受け、リカバリーモード(Command+R)を使って初期化を試みたが、うまくいかない場合、いくつかの原因と対処法があります。特に、Command+Rでリカバリーモードに入れず、パスワードも不明な場合、どうすれば良いのかを解説します。
1. MacBook Airのリカバリーモードが起動しない原因と対処法
まず、MacBook Airがリカバリーモードに入らない理由として、いくつかの可能性があります。最初に確認するべきなのは、OSが正常にインストールされているかどうかです。もしOSが壊れていたり、システムに問題がある場合、リカバリーモードがうまく機能しないことがあります。
次に試すべき手順は、Command+Rを押すタイミングです。電源を入れてすぐにCommand+Rを押し続け、Appleロゴが表示されるまで離さないようにしてください。それでも動作しない場合、インターネットリカバリーモード(Command+Option+R)を試す価値があります。
2. PRAM(NVRAM)のリセット
PRAM(Parameter RAM)やNVRAM(Non-Volatile RAM)のリセットも試してみましょう。これを行うには、MacBookをシャットダウンし、電源を入れた瞬間に「Command+Option+P+R」を同時に押し続け、起動音が2回鳴るまで待ちます。その後、PRAM/NVRAMがリセットされ、再起動後にリカバリーモードが正常に機能することがあります。
PRAM/NVRAMリセットが成功した場合、問題が解消される可能性が高いですが、それでもリカバリーモードに入れない場合は、次の方法を試してみましょう。
3. macOSインターネットリカバリーの利用
インターネットリカバリーモードは、macOSがネットワーク経由でシステムを再インストールできる機能です。この機能を利用するには、MacBook Airをシャットダウンし、電源を入れたらすぐに「Command+Option+R」を押し続けます。この方法は、リカバリーモードが利用できない場合でも、OSを新たにインストールするために役立ちます。
インターネットリカバリーモードでは、インターネット接続が必要です。ネットワークに接続されていない場合、Wi-Fiの設定画面が表示されますので、接続後、インストールを進めることができます。
4. パスワードリセットと初期化のための最終手段
それでも問題が解決しない場合、パスワードのリセットや初期化を行うための最終手段として、Appleサポートに相談することをお勧めします。また、Apple IDを使用してパスワードリセットを行う方法もあります。Apple IDを使ってリセットする場合は、サポートページで指示に従って進めましょう。
さらに、Apple Storeでの持ち込みや修理を依頼することも選択肢となります。スタッフがリカバリーモードやデータ消去を行い、初期化してくれる場合もあります。
5. まとめ
MacBook Airのリカバリーモードがうまく起動しない場合、いくつかの方法を試してみることが重要です。Command+Rやインターネットリカバリー、PRAM/NVRAMのリセットを試しても問題が解決しない場合は、Appleサポートを利用するのが最も確実な方法です。
適切な方法でリカバリーモードにアクセスし、OSの再インストールやデータの初期化を行うことで、MacBook Airを正常に使用できるようにしましょう。


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