古いPCにNVMe M.2 SSDを取り付け、OSをインストールして起動する方法について、特に対応していないマザーボードでの問題に焦点を当てて解説します。この記事では、NVMe M.2 SSDを古いPCに導入するための手順や注意点を、できるだけわかりやすく説明します。
NVMe M.2 SSDを古いPCに取り付けるための準備
古いPCでNVMe M.2 SSDを使うためには、まずマザーボードがNVMeに対応している必要があります。もしマザーボードがNVMe M.2 SSDをサポートしていない場合、PCIeスロットを利用するためのアダプターを購入する必要があります。
さらに、マザーボードがPCIe 3.0以上に対応しているかも確認しましょう。PCの性能向上を目指して、NVMe SSDを利用するのは非常に有効ですが、マザーボードの規格によっては速度の制限があるため、最新のPCIe 3.0や4.0に対応したものを選ぶのが理想的です。
OSのインストール方法:USBからのインストール
古いPCにNVMe M.2 SSDを取り付けたら、次はOSのインストールです。まず、Windows 10または7のインストールメディアをUSBドライブに作成します。
インストールメディアを作成した後、PCをUSBドライブから起動し、インストールプロセスを開始します。その際、インストール先のドライブとしてNVMe M.2 SSDを選択します。
ブート時の問題:EasyBCDによる解決方法
すでに別のドライブ(HDD)にOSがインストールされている場合、ブート選択の問題が発生することがあります。この場合、EasyBCDを使ってブートメニューを設定することで、どのドライブから起動するかを選べるようにできます。
EasyBCDをインストールし、「追加」を選択して、NVMe M.2 SSDを選んで新しいブートエントリーを作成します。これで、PC起動時にどのOSを選択するかを指定できるようになります。
NVMe M.2 SSDの認識とドライバのインストール
もしNVMe M.2 SSDが認識されない場合、BIOSまたはUEFIの設定を確認し、ストレージ設定が正しいかを確認します。特に、AHCIモードか、NVMe SSDをサポートするモードに変更する必要がある場合があります。
また、ドライバが必要な場合もあるため、公式サイトからNVMe M.2 SSDに対応するドライバをダウンロードしてインストールします。これにより、SSDが正常に動作するようになります。
購入時の注意点:NVMe M.2 SSDの選び方
NVMe M.2 SSDを購入する際は、PCのマザーボードやPCIeスロットの仕様を確認することが重要です。例えば、古いPCではPCIe 2.0スロットしかない場合があり、その場合はSSDの最大速度が制限されることになります。
また、容量選びも重要です。256GBや512GBが一般的な選択肢ですが、今後の使用を見越して1TBのSSDを選ぶのも良いでしょう。さらに、特に速度を重視する場合は、NVMe 3.0規格に対応した製品を選ぶことをお勧めします。
まとめ:古いPCでのNVMe M.2 SSD利用方法
古いPCでNVMe M.2 SSDを使ってOSをインストールするためには、いくつかの準備と設定が必要ですが、正しい手順を踏めば、スムーズに高速な動作を実現できます。
特に、マザーボードの対応状況を確認し、PCIeアダプターを使ってNVMeを接続する方法や、OSインストール時のブート設定をしっかり行うことで、性能向上が期待できます。これらを意識して作業を進めると、古いPCでも快適に動作させることができます。


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