Power Automateを使ってSharePointリストの特定の列が変更された際に通知を送るフローを作成したい場合、どのように設定すればうまく動作するのでしょうか?この記事では、SharePointリストの「承認者1ステータス」列が変更されたときに通知を送るフローの作成方法を解説します。
Power Automateで通知フローを作成する基本的な流れ
Power Automateを使用して、特定の列が変更されたときに通知を送るためには、まずトリガーと条件を設定する必要があります。SharePointリストの変更を検出し、該当する列の変更をトリガーとして通知を送信します。
1. トリガーの設定: SharePointの「アイテムが変更されたとき」
最初に必要な設定は、SharePointリストが変更されたときにフローが開始するようにトリガーを設定することです。トリガーとして「アイテムが変更されたとき」を選択します。これにより、リストのアイテムが変更されるたびにフローが実行されます。
2. 変更されたアイテムの情報を取得
次に、変更されたアイテムの詳細を取得します。これには「アイテムやファイルの変更を取得する」アクションを使用し、リストのサイトURLやリスト名、アイテムIDを指定します。
3. 変更された列を確認する条件の設定
フロー内で「条件」アクションを使用して、特定の列(この場合は「承認者1ステータス」)が変更されたかどうかを確認します。選択肢が変更されると、変更された値が「true」となる場合がありますが、この「true」がどのようにフローに反映されるかは、設定に注意が必要です。
4. 通知アクションを設定
条件が「true」になった場合、通知アクションを設定します。これにより、「承認者1ステータス」が変更された際に、指定したユーザーに通知が送信されます。
発生する可能性のある問題と解決策
一部のユーザーがフローを作成した際、条件が正しく設定されているにも関わらず通知が送られないという問題が発生しています。この場合、設定した条件(例えば「true」)が正しく評価されていないことが原因かもしれません。選択肢の「true」を適切にチェックすることが重要です。
選択肢列の取り扱い
SharePointリストの選択肢列は、文字列として扱われることが多いため、条件式で「true」や「false」といった値が文字列として扱われる場合があります。そのため、条件設定時に選択肢の値が正しく反映されているかを確認しましょう。
まとめ
Power Automateを使って、SharePointリストの特定の列変更に応じた通知フローを作成するためには、トリガーや条件設定が非常に重要です。選択肢列の取り扱いや「true」や「false」などの値の比較に注意を払い、設定を確認することで、フローが適切に動作するようになります。


コメント