Windows 11でAccess販売ソフトを使うためのコンパイルエラー解決方法

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Windows 10からWindows 11への移行後にAccessを使用した販売ソフトを起動した際に、「コンパイルエラー・64ビットシステムで使用するために更新する必要があります。Declareステートメントの確認および更新を行い次にDeclareステートメントにPtrSafe属性を設定してください。」というエラーメッセージが表示される場合、いくつかのステップで問題を解決できます。この記事では、このエラーの原因とその対処法について詳しく解説します。

64ビットシステムへの対応

Windows 11は64ビットシステムで動作しているため、32ビット向けに作成されたAccessのマクロやVBAコードが動作しないことがあります。このエラーメッセージが表示される原因は、32ビットシステム用に記述された「Declare」ステートメントが、64ビット環境に対応していないことです。

解決するためには、VBAコード内の「Declare」ステートメントを64ビットに対応した形式に変更する必要があります。具体的には、`Declare`ステートメントに「PtrSafe」属性を追加し、64ビットに対応させる必要があります。

PtrSafe属性を追加する方法

64ビット版のAccessで動作するようにするためには、`Declare`ステートメントに「PtrSafe」を追加します。例えば、以下のようなコードで変更を行います。

Declare PtrSafe Function MyFunction Lib "mylib.dll" (ByVal arg As Long) As Long

このように、「PtrSafe」を追加することで、64ビットシステムでもエラーなく動作するようになります。コード内で複数の「Declare」ステートメントがある場合、それぞれに「PtrSafe」を付け加える必要があります。

アクセスの設定とVBAの調整

また、VBAエディタで「ツール」→「参照設定」を選択し、必要なライブラリが正しく設定されているかを確認することも重要です。特に、64ビット環境に対応したライブラリが必要な場合があります。

さらに、もしエラーが引き続き発生する場合は、Accessの修復を試みることも一つの方法です。Windowsの設定から「アプリと機能」にアクセスし、Microsoft OfficeやAccessを修復するオプションを選択してみてください。

Windows 11での利用可否について

Windows 11でもAccessは問題なく動作しますが、64ビットシステムへの移行により、以前の32ビット向けのコードが動作しないことがあります。このような場合、VBAコードやマクロを64ビット対応に更新することで、引き続き使用することが可能です。

大きなポイントは、64ビット対応に向けてコードを更新することです。基本的に、適切に設定とコードの変更を行えば、Windows 11でもAccessを問題なく使用できるようになります。

まとめ

Windows 11でAccessを使用している際に「コンパイルエラー」が発生した場合、主な原因は32ビット向けに書かれたコードが64ビット環境で動作しないことです。この問題を解決するには、`Declare`ステートメントに「PtrSafe」属性を追加し、VBAコードを64ビット対応に変更する必要があります。これにより、Windows 11でもAccessを問題なく使用できるようになります。

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