写真データに埋め込まれるExif情報は、撮影日時やカメラ設定、位置情報などを含む重要なメタデータです。しかし、特定の情報を変更したり削除したりする必要がある場合、Exifデータの編集や削除の方法を知っておくことが重要です。この記事では、Exif情報を削除し、特に撮影日時を変更する方法を解説します。
Exifとは?
Exif(Exchangeable Image File Format)は、画像ファイルに埋め込まれたメタデータの一種で、撮影日時やカメラ設定(シャッタースピード、ISO感度など)を含みます。この情報は、写真が撮影されたときの詳細を記録するため、画像の管理や検索に役立ちます。
Exif情報の削除方法
Exif情報を削除する方法は幾つかあります。JPEGからPNGへ変換し、再度JPEGに戻すという手法もありますが、この方法ではExif情報が保持されることもあるため、確実な削除には専用のツールやソフトウェアを使用する方が効果的です。
1. オンラインツールでExif情報を削除する
オンラインツールを使用することで、Exif情報を簡単に削除することができます。多くの無料オンラインサービスが提供されており、ファイルをアップロードしてExif情報を削除した後、加工した画像を再ダウンロードすることができます。
2. 専用ソフトを使ったExif情報の削除
専用の画像編集ソフトやExifデータ管理ツール(例えばExifToolやPhotoshop)を使用すれば、Exif情報を簡単に編集したり削除したりできます。これらのツールは、Exif情報を細かく管理でき、撮影日時だけを変更することも可能です。
撮影日時の変更方法
Exif情報の中でも撮影日時はよく変更したい項目の一つです。撮影日時を変更する場合、ExifToolやPhotoshopなどのツールを使用することをお勧めします。
1. ExifToolで撮影日時を変更する
ExifToolは、Exifデータの読み書きができる無料のツールで、コマンドラインから撮影日時を変更することができます。以下は、ExifToolを使った撮影日時の変更手順です。
- ExifToolをインストールします。
- コマンドプロンプトで「exiftool -datetimeoriginal=”yyyy:mm:dd hh:mm:ss” ファイル名.jpg」を実行します。
- 指定した日時に撮影日時が変更されます。
これにより、Exif情報の中の撮影日時のみを変更することができます。
2. Photoshopで撮影日時を変更する
PhotoshopでもExif情報の撮影日時を変更することができます。以下の手順で行います。
- Photoshopで画像を開きます。
- 「ファイル」メニューから「ファイル情報」を選択します。
- 「撮影日時」のフィールドを変更し、保存します。
Photoshopは直感的に操作できるため、コマンドラインに不安がある方にはおすすめです。
変換時にExif情報が削除されるかどうか
元データ(JPEG)をPNGに変換し、再度JPEGに変換することで、Exif情報が完全に削除されるかというと、場合によっては削除されないこともあります。特に、Exif情報が再保存される際に、画像形式によってはExifデータが再度追加されることがあります。
画像形式によるExif情報の挙動
PNG形式は基本的にExifデータをサポートしていませんが、JPEG形式に戻す際にExif情報が再度追加される場合があります。そのため、Exif情報を完全に削除するには、Exif削除専用のツールを使用することをお勧めします。
まとめ
Exif情報を削除し、特に撮影日時を変更する方法は、ExifToolやPhotoshopなどの専用ツールを使うことで簡単に実行できます。画像形式を変換する方法もありますが、Exif情報が残る場合もあるため、専用ツールを使用して情報を削除するのが確実です。撮影日時を変更したい場合も、これらのツールを使えば、簡単に必要な情報を変更できます。
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