iMac(2009年モデル)をMac mini(2012年モデル)のモニターとして使いたい場合、ターゲットディスプレイモード(Target Display Mode)を使用する必要があります。ですが、この機能がうまく動作しないことがあります。本記事では、ターゲットディスプレイモードを正しく設定するための手順と、よくある問題の解決方法について説明します。
ターゲットディスプレイモードとは
ターゲットディスプレイモードは、iMacを外部ディスプレイとして使用できる機能です。iMacをMac miniのモニターとして使いたい場合、このモードを有効にする必要があります。この機能を使うことで、iMacの画面にMac miniのデスクトップを表示することができます。
ターゲットディスプレイモードの条件と設定方法
ターゲットディスプレイモードを使用するためには、いくつかの条件があります。まず、iMacは2009年モデル(中期または後期)以降、Mini DisplayPortまたはThunderboltポートを持つ必要があります。Mac mini(2012年モデル)は、このモードに対応しています。次に、正しいケーブル(Mini DisplayPortケーブルまたはThunderboltケーブル)を使用して、iMacとMac miniを接続します。
ターゲットディスプレイモードを有効にするには、iMacを起動してから、Mac miniを接続した状態でiMacの「Command + F2」キーを押します。このキーでiMacが外部ディスプレイとして認識されるはずです。
ターゲットディスプレイモードが機能しない場合の対処法
ターゲットディスプレイモードがうまく機能しない場合、以下の点を確認してみましょう。
- ケーブルの確認:使用しているケーブルが対応しているか、正しく接続されているか確認します。Mini DisplayPortケーブルまたはThunderboltケーブルを使用する必要があります。
- iMacのOSバージョンの確認:ターゲットディスプレイモードは、特定のOSバージョンに対応しています。iMacのOSがEl Capitan(10.11.6)であれば問題ないはずですが、最新のmacOSではこの機能がサポートされていない場合もあるので、OSのバージョンを確認し、必要であればOSのアップデートを行ってください。
- Mac miniの設定:Mac mini側でディスプレイ設定に問題がないか確認します。また、Mac miniがiMacに認識される前に、Mac miniの画面設定を適切に行う必要があります。
- ターゲットディスプレイモードの再確認:iMacをターゲットディスプレイモードにするためには、「Command + F2」を押すタイミングが重要です。iMacを起動した後に押すようにしてください。
その他の代替案
ターゲットディスプレイモードがどうしても動作しない場合、他の方法としては、iMacに専用のモニターアダプターを接続し、HDMIまたはVGA入力を使って接続することもできます。ただし、この方法ではターゲットディスプレイモードに比べて、動作が遅れる可能性があります。
また、Mac miniを別のディスプレイに接続し、iMacをMac miniの外部モニターとして利用するためのサードパーティ製のソフトウェアもありますが、これには追加の設定が必要です。
まとめ
iMacをMac miniのモニターとして使用するには、ターゲットディスプレイモードを設定する必要があります。接続ケーブルやOSバージョンの確認、設定手順をしっかりと行うことで、スムーズに利用できるようになります。ターゲットディスプレイモードがうまくいかない場合は、設定や接続方法を見直し、他の代替案も検討してみましょう。


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