Windowsのエクスプローラーで画像や動画のサムネイルが表示されない場合、特にファイルに赤い「×」マークが付いている場合、いくつかの原因と対処法が考えられます。この記事では、これらの問題を解決するための手順を詳しく解説します。
1. サムネイル表示設定の確認
まず、エクスプローラーの設定でサムネイル表示が有効になっているか確認しましょう。手順は以下の通りです。
- エクスプローラーを開き、「表示」タブをクリックします。
- 「表示」グループ内の「オプション」をクリックし、「フォルダーと検索のオプションの変更」を選択します。
- 「表示」タブを選択し、「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」のチェックボックスがオンになっていないことを確認します。オンになっている場合は、チェックを外してください。
- 「適用」をクリックし、「OK」を押して設定を保存します。
2. サムネイルキャッシュのクリア
サムネイルキャッシュが破損していると、サムネイルが正しく表示されないことがあります。キャッシュをクリアする手順は以下の通りです。
- エクスプローラーを開き、「PC」を選択し、Cドライブを右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブをクリックし、「最適化とデフラグ」を選択します。
- 「ディスクのクリーンアップ」をクリックし、リストから「サムネイル」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
- 確認メッセージが表示されたら「ファイルの削除」を選択します。
3. フォルダーオプションのリセット
フォルダーオプションの設定が原因でサムネイルが表示されない場合、設定をリセットすることで解決できることがあります。手順は以下の通りです。
- 「ファイルエクスプローラーオプション」を開きます。
- 「表示」タブを選択し、「既定値に戻す」をクリックします。
- 「適用」をクリックし、「OK」を押して設定を保存します。
4. ファイル形式の確認
サムネイルが表示されないファイルが特定の形式(例:HEIC、RAW画像など)の場合、Windowsがその形式のサムネイル表示に対応していない可能性があります。対応するコーデックや拡張機能をインストールすることで、表示されるようになる場合があります。
5. OneDriveの同期設定の確認
OneDriveと同期しているフォルダー内のファイルは、オンライン状態でないとサムネイルが表示されないことがあります。ファイルを「このデバイス上に常に保持する」設定に変更することで、サムネイルが表示されるようになる場合があります。手順は以下の通りです。
- サムネイルが表示されないファイルを右クリックし、「OneDrive」オプションから「このデバイス上に常に保持する」を選択します。
- 同期が完了したら、サムネイルが表示されるか確認します。
まとめ
Windowsで画像や動画のサムネイルが表示されない場合、設定の確認やキャッシュのクリア、ファイル形式の対応など、いくつかの対処法があります。上記の手順を順に試すことで、問題が解決する可能性が高いです。それでも解決しない場合は、専門のサポートに相談することをおすすめします。
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