Word文書を保存した際に、ファイル名の先頭に「ニョロニョロ+$マーク」のような記号が付いたファイルが作成されることがあります。この現象は、多くのユーザーにとっては困惑するものですが、実際には特定の設定や動作によるものです。この記事では、なぜこのファイルが作成されるのか、その原因と解決策について解説します。
1. 「ニョロニョロ+$マーク」のファイルとは?
この「ニョロニョロ+$マーク」のファイルは、実はWordが作成する一時ファイルです。これらのファイルは、文書が編集中に自動的に作成され、主に編集中のデータを保護するためのバックアップとして機能します。これらは通常、ファイルが閉じられた際に自動的に削除されますが、場合によっては残ることがあります。
このファイルが作成されるのは、特に複数のユーザーが同じ文書を共有している場合や、Wordが予期せぬ終了をした場合に多く見られます。
2. 「ニョロニョロ+$マーク」のファイルが残る理由
このファイルが残る理由は主に以下の通りです。
- Wordのクラッシュや不正終了
- ファイルの保存中に途中で中断が発生した場合
- 同じ文書を複数のアプリケーションで開いている場合
- 保存時に接続の問題が発生した場合
これらの原因により、Wordが作成した一時ファイルが残ることがあります。
3. 「ニョロニョロ+$マーク」のファイルを防ぐ方法
これらのファイルが作成されないようにするためには、いくつかの設定を変更する必要があります。以下の方法を試してみてください。
- 自動保存機能を無効化する:Wordの自動保存機能をオフにすることで、一時ファイルの作成を減らすことができます。設定方法は、「ファイル」>「オプション」>「保存」から自動保存の設定を無効にすることです。
- バックアップ設定を調整する:バックアップの設定が原因となっている場合もあるので、バックアップファイルの保存場所や方式を変更することで解決できます。
- Wordを最新バージョンに更新する:古いバージョンのWordを使用していると、不具合が起きやすいため、最新バージョンへの更新をおすすめします。
4. 解決できない場合の対処法
これらの方法を試しても解決しない場合は、以下の方法も検討してみてください。
- Officeの修復機能を使用:Officeの修復機能を使うことで、Wordの動作に関する問題が修正されることがあります。「設定」>「アプリ」>「Microsoft Office」>「修復」の順に進んでください。
- 一時ファイルを手動で削除:保存された一時ファイルを手動で削除することもできます。ファイルエクスプローラーを開き、「.asd」や「.wbk」などの拡張子のファイルを検索し、削除します。
まとめ
Word文書を保存した際に「ニョロニョロ+$マーク」のファイルが作成されることは、Wordが自動的に生成する一時ファイルが原因です。このファイルは正常に動作していれば後で自動的に削除されますが、設定や操作によって残ることもあります。対処方法としては、自動保存機能の無効化や、Officeの修復機能を使って問題を解決できます。必要に応じて手動で一時ファイルを削除することもできます。これらの方法を試して、問題を解決してください。


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