UnityPackageをPMXフォーマットに変換してMMD(MikuMikuDance)で使用する方法にはいくつかの手順があり、特にマテリアルの設定やテクスチャの問題で詰まることがよくあります。この記事では、Unityで作成したモデルをMMDで使用できるようにするための手順と、発生しやすい問題の解決策を紹介します。
UnityPackageからPMXへの変換手順
まず、UnityにインストールされているUnityChanモデルを使用して、PMXフォーマットに変換する必要があります。以下の手順に従ってください。
- Unityにモデルをインポートします。UnityChanのダウンロードリンクを使って、必要なモデルを取得します。
- インポート後、モデルのシェーダーを「VRM」または「MToon」に設定します。これが問題を引き起こす原因となることがあります。
- その後、PMX形式に変換するためのツールを使用します。この際、正しい設定でエクスポートすることが重要です。
テクスチャが白くなる問題の解決法
「MToon」や「VRM」のシェーダーを設定した場合、テクスチャが白く表示されることがあります。これは、シェーダーの設定が正しくないか、テクスチャファイルが正しくリンクされていない場合に発生します。
- まず、テクスチャが正しく読み込まれているか確認します。Unityの「Project」ウィンドウで、テクスチャがインポートされているかを確認し、適切なマテリアルに割り当てられているかをチェックします。
- 次に、シェーダー設定を見直し、適切なものに変更します。「VRM」や「MToon」シェーダーを使う場合は、それに合ったテクスチャの形式が必要なことがあります。具体的には、DiffuseやNormal Mapが正しく設定されていることを確認してください。
- 最後に、エクスポート時に設定したシェーダーがMMD側で正常に動作するかも確認してください。MMDで利用するためにシェーダーを調整する場合、MMD用のシェーダーに変更することが求められる場合があります。
PMXフォーマットの最適化
PMXフォーマットに変換する際、頂点やボーンの構造、モーフの設定など、MMD側でうまく動作するための最適化が必要です。これには、モデリングツールでの細かい調整が含まれます。
- モデルをPMXエディタで開き、ボーンやモーフが正しく設定されているかを確認します。
- 必要に応じて、モーションや物理演算に対応できるように設定を行い、MMDでの動作確認を行います。
まとめ
UnityからPMXフォーマットへの変換は、シェーダーやテクスチャの設定が正しく行われていないと問題が発生することがあります。特に、「VRM」や「MToon」のシェーダーを使用する際は、テクスチャが白く表示される問題に注意し、適切な設定を行いましょう。また、MMDで正常に動作させるためには、PMXフォーマットの最適化が必要です。これらの手順を守ることで、スムーズにMMDでの使用が可能となります。

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