SurfaceでWordを使用中に画面が突然暗くなり、マウスの矢印しか動かなくなる問題に直面した場合、慌てることなく冷静に対処することが大切です。この問題は、ハードウェアの不具合やソフトウェアの一時的な不調が原因で発生することがあります。この記事では、この問題の原因と、適切な解決方法を解説します。
1. 強制再起動で一時的な不具合を解消
まず最初に試すべきは、強制再起動です。これにより、一時的なソフトウェアの不具合やメモリの問題を解消できる場合があります。以下の手順で再起動を試みましょう。
- 電源ボタンを約10秒間長押しし、Surfaceを強制的にシャットダウンします。
- 再度電源ボタンを押して、Surfaceを起動します。
これで正常に起動できるかを確認してください。
2. 外部デバイスの取り外し
場合によっては、外部デバイス(USB機器や外部モニター)が原因で起動しないことがあります。Surfaceからすべての外部デバイスを取り外し、再起動してみましょう。それでも問題が解決しない場合、次に進みます。
3. セーフモードで起動する
Surfaceが起動しない場合、セーフモードでの起動を試みることが有効です。セーフモードでは最低限のドライバのみが読み込まれ、システムの修復やトラブルシューティングを行いやすくなります。以下の手順でセーフモードを試してください。
- Surfaceを完全にシャットダウンします。
- 電源を入れた直後に、Shiftキーを押しながらF8キーを繰り返し押して、「回復オプション」メニューに入ります。
- 「トラブルシューティング」 > 「詳細オプション」 > 「スタートアップ設定」 > 「再起動」を選択します。
- 再起動後、「セーフモード」を選んで、Windowsをセーフモードで起動します。
セーフモードで正常に起動した場合、ドライバやソフトウェアに問題がある可能性があります。
4. 自動修復ツールの使用
Windowsには自動修復ツールが組み込まれており、起動に関連する問題を診断して修復することができます。以下の手順で修復を試みてください。
- Windowsインストールメディア(USBやDVD)を使用してPCを起動します。
- 「コンピューターを修復する」を選択し、「トラブルシューティング」 > 「スタートアップ修復」を選択します。
- ツールが問題を自動的に診断し、修復を試みます。
修復が成功すれば、元の状態に戻る場合があります。
5. データバックアップとリカバリの実行
もし上記の方法で問題が解決しない場合、最終手段としてデータバックアップを取った後、Windowsのリセットや再インストールを検討する必要があります。データが失われることを避けるために、まず外部ドライブにデータをバックアップしてから、リカバリオプションを実行します。
まとめ
Surfaceで「Wordが反応しない」「画面が暗くなる」などの問題が発生した場合、まずは強制再起動や外部デバイスの取り外しを試し、その後、セーフモードや自動修復ツールを使って問題を解決します。それでも解決しない場合は、データバックアップを行い、最終手段としてWindowsのリセットを検討しましょう。


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