エクセルマクロで「Elseの部分が表示されない」という問題に直面したことはありませんか?これは、条件文の設定やイベントの管理方法に関連することが多いです。この記事では、エクセルマクロ初心者でも理解できるように、問題の解決方法とコツを詳しく解説します。
「Elseが動作しない」原因は?
「Elseが動作しない」と感じる場合、まず確認すべきポイントは以下の2つです。
- 条件式が正しく評価されているか: Elseの部分は、前の条件がすべて成立しなかった場合に実行されます。条件式が間違っていると、Elseが実行されないことがあります。
- コードのインデントと構造: コードのインデントが不適切だと、Elseが正しく認識されないことがあります。特にIf文とElse文の対応関係に注意が必要です。
これらの原因を解決することで、Else文が正しく動作するようになります。
「Else」が実行されるタイミングを確認する
エクセルマクロのコードでは、条件に一致しない場合にElse文が実行されます。以下のコードの流れを確認しましょう。
If Target.Value Like "*あ*" Then
Range("I" & ThisRow) = "〇"
ElseIf Target.Value Like "*R*" Or Target.Value Like "*R*" Then
Range("I" & ThisRow) = "〇"
Else
Range("I" & ThisRow) = "-"
End If
上記のコードでは、最初の条件(”*あ*”)に一致しない場合に次の条件が評価され、それも成立しない場合に最後のElse部分が実行されます。もしElseが実行されない場合は、最初の条件が常に成立している可能性があります。
エラー処理とEnableEvents
また、コード内で「Application.EnableEvents = False」を使用していますが、これによりエクセルのイベントが無効化されてしまいます。イベントが無効化されている間にElse部分が動作しないことがあるため、この部分の設定も確認しましょう。
エラー処理が終わった後、必ず「Application.EnableEvents = True」を設定することで、イベントを再度有効化することができます。
デバッグを活用してエラーを見つける
「Elseが表示されない」という問題が続く場合、コードの流れを確認するためにデバッグを活用することが効果的です。VBAエディタの「ステップ実行」を使用すると、コードがどこで止まっているのかを確認でき、問題箇所を特定しやすくなります。
また、変数に値を代入する前後で「Debug.Print」を使用して、現在の値を確認するのも有効です。
まとめ
「Elseが動作しない」問題は、条件式の設定ミスやコードの流れに関する問題が原因であることが多いです。正しい条件式を設定し、エラー処理を適切に行い、デバッグツールを活用することで解決できます。これらのポイントをチェックして、エクセルマクロのエラーを修正しましょう。


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