MacBookを充電している際に「0W」のままで充電が進まない場合、この問題は複数の原因が考えられます。この記事では、充電が進まない状況で試すべき対処法を順を追って解説します。
1. ケーブルと充電器の確認
まず、使用しているケーブルと充電器を確認しましょう。古いケーブルや非純正のケーブルが原因で、充電が適切に行われないことがあります。特にUSB-Cケーブルは、品質が低いものだと充電速度が遅くなるか、全く充電されないこともあります。Apple純正のケーブルまたは高品質のサードパーティー製品を使用することをお勧めします。
また、充電器自体が壊れていないかもチェックしましょう。充電器のポートに異物がないか、破損していないかを確認してください。
2. USBポートの問題
PCに接続するUSBポートに問題がある場合も、充電が進まない原因となります。特に、USBハブや複数のデバイスが接続されている場合、充電器が十分な電力を供給できないことがあります。MacBookに直接充電器を接続してみて、問題が解決するか試してください。
また、異なるUSBポートに接続してみるのも良い方法です。特に、Thunderboltポートがある場合は、そちらを使用するとより安定した充電ができる場合があります。
3. システム設定の確認と再起動
システム設定が原因で充電がうまくいかないこともあります。まずは、MacBookを再起動してみましょう。再起動後、充電が進む場合もあります。
さらに、「システム環境設定」から「省エネルギー」設定を確認して、設定が適切かどうかもチェックしましょう。特に、「バッテリー管理」機能が有効になっている場合、過充電を防ぐために充電が制限されている可能性があります。
4. SMCリセット
MacBookの「SMC(System Management Controller)」のリセットも試してみましょう。SMCリセットは、充電関連のハードウェアに影響を与える設定を初期化します。これにより、充電問題が解決することがあります。
SMCリセットを行う手順は以下の通りです。
- MacBookをシャットダウンします。
- キーボードの「Shift + Control + Option」キーと「電源ボタン」を同時に10秒間押し続けます。
- キーを放し、電源ボタンを再度押してMacBookを起動します。
5. ソフトウェアの更新
MacOSのソフトウェアが最新でない場合、充電に関連する問題が発生することがあります。ソフトウェアを最新バージョンに更新することで、バグや不具合が解消され、充電が正常に進む場合があります。
「システム環境設定」から「ソフトウェアアップデート」を確認し、必要な更新を行ってください。
まとめ
MacBookの充電が進まない問題は、ケーブルや充電器、USBポート、システム設定、SMCリセットなど、さまざまな原因が考えられます。上記の対処法を試してみても解決しない場合、Appleサポートに問い合わせて、ハードウェアの故障がないか確認することをお勧めします。


コメント