Word 365で画像に代替テキストを設定したものの、音声読み上げ機能を使用しても画像の内容が読み上げられない場合、いくつかの原因が考えられます。この記事では、代替テキストが音声読み上げ機能で反映されない原因とその解決方法について解説します。
音声読み上げ機能の設定を確認する
まず、音声読み上げ機能が正しく設定されているか確認することが大切です。音声読み上げ機能が有効になっていない場合、画像に設定した代替テキストも読み上げられません。以下の手順で音声読み上げ機能を確認しましょう。
- 音声読み上げ機能の確認: Windows 10または11では、「設定」→「簡単操作」→「ナレーター」を選び、ナレーター機能をオンにする必要があります。
- Wordの読み上げ設定: Wordの「校閲」タブから「ナレーター」を選択して、音声読み上げのオプションを調整します。
これで音声読み上げ機能が正しく動作していることを確認してください。
代替テキストの設定方法と注意点
画像に代替テキストを設定する際、適切に設定しないと音声読み上げで正しく読み上げられない場合があります。代替テキストは画像に関連する情報を簡潔に記述することが重要です。
代替テキストの設定手順: 画像を選択し、右クリックして「図の書式設定」を選び、「代替テキスト」を選択します。ここに、画像の内容を簡潔に記述してください。代替テキストが設定されていない場合、音声読み上げ機能は「画像」とだけ読み上げます。
レイアウトオプションと代替テキストの関係
画像のレイアウトオプションが「行内」になっている場合、代替テキストは音声読み上げ機能で正しく認識されるはずですが、場合によってはレイアウトが影響することがあります。画像がテキストの一部として認識されるように配置されると、音声読み上げが正常に機能しないことがあります。
音声読み上げ機能が代替テキストを認識しやすくするためには、画像を「行内」レイアウトに設定しておくことが一般的に推奨されています。
実際の事例と解決策
あるユーザーは、Word 365で「行内」のレイアウトオプションに設定された画像に代替テキストを設定したにもかかわらず、音声読み上げ機能で画像が読み上げられないという問題に直面しました。この場合、音声読み上げ機能の設定が無効になっていたことが原因でした。
また、別のユーザーは、代替テキストを設定しても読み上げ機能が反応しなかった場合、画像の配置を変更し、テキストボックスを使用して画像を再配置したところ、問題が解決しました。
まとめ: 代替テキストと音声読み上げを正しく連携させる方法
Word 365で画像に代替テキストを設定したにもかかわらず音声読み上げ機能で反映されない場合、音声読み上げ機能が正しく設定されているか、代替テキストが正しく記述されているか、画像のレイアウトオプションが適切かを確認することが重要です。
これらの設定を適切に行うことで、音声読み上げ機能で画像の代替テキストが正しく読み上げられるようになります。設定の確認と調整を行うことで、より快適に音声読み上げを利用できるようになります。


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