Macのタイムマシンでバックアップを取る際、外付けHDDを変更した場合に新しいHDDが認識されない問題に直面することがあります。この記事では、古いHDDから新しいHDDへのデータ移行後、タイムマシンのバックアップができない場合の解決方法について、初心者でもわかりやすく説明します。
1. タイムマシンの設定を確認
まず最初に、タイムマシンが新しいHDDをバックアップ先として認識しているか確認しましょう。新しいHDDを接続した後、システム環境設定の「タイムマシン」セクションに移動し、「バックアップディスクを選択」をクリックします。新しいHDDが表示されているかを確認し、表示されていればそれを選択してバックアップを開始します。
もし新しいHDDが表示されない場合は、HDDが正しくフォーマットされていない可能性があります。
2. 新しいHDDのフォーマットを確認
Macでは、タイムマシンのバックアップ用のHDDは「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式でフォーマットする必要があります。新しいHDDがこの形式でフォーマットされていない場合、タイムマシンがバックアップ先として認識しないことがあります。
HDDをフォーマットするには、Macの「ディスクユーティリティ」を使用します。ディスクユーティリティを開き、新しいHDDを選択し、「消去」ボタンをクリックして、フォーマット形式を「Mac OS拡張(ジャーナリング)」に設定します。フォーマット後、再度タイムマシンでバックアップ先を選んでみてください。
3. 移行したデータのバックアップ設定
古いHDDから新しいHDDにデータを移行した際、タイムマシンが正しくバックアップを開始しない場合があります。この場合、移行したデータが既にバックアップされていると認識され、新しいバックアップを取る際に問題が発生することがあります。
新しいHDDをバックアップ先として設定した後、古いバックアップデータをタイムマシンから削除し、再度バックアップを取ることで、問題が解決することがあります。
4. タイムマシンバックアップを手動で再設定
場合によっては、タイムマシンの設定をリセットして、手動でバックアップの再設定を行う必要があります。設定をリセットするには、タイムマシンの設定画面で「バックアップディスクを選択」から、現在設定されているバックアップディスクを一度削除し、その後再度新しいHDDを選択します。
この方法で、バックアップが正常に機能することがあります。
5. まとめ
Macのタイムマシンで新しいHDDをバックアップ先として設定する際、正しいフォーマットと設定を行うことが重要です。新しいHDDが認識されない場合は、フォーマットやバックアップ設定の確認、または手動で再設定を試みることで解決することがあります。これらの方法を試し、スムーズにバックアップを再開できることを願っています。

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