Mac mini M4でTime Machine(タイムマシン)バックアップができない場合、その原因はハードディスクのフォーマット形式にあることがあります。特に、ハードディスクがAPFSでフォーマットされていると、Time Machineが正しく動作しないことがあります。この記事では、Time Machineに最適なハードディスクのフォーマット方法と、問題を解決するための手順を紹介します。
1. Time Machineに最適なハードディスクのフォーマット形式
Time Machineのバックアップには、ハードディスクを特定のフォーマットで準備する必要があります。Macにおける一般的なフォーマットには以下があります。
- APFS(Apple File System): macOS 10.13以降で使用される新しいファイルシステムですが、Time Machineのバックアップには不向きです。
- Mac OS拡張(ジャーナリング): Time Machineの推奨フォーマットで、バックアップを正常に行うためにはこの形式が最適です。
- exFAT / FAT32: 他のOSと互換性を持たせたい場合に使用されますが、Time Machineには適していません。
Time Machineに使用するハードディスクは、「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式でフォーマットすることをおすすめします。
2. ハードディスクのフォーマット手順
Time Machineに使用するために、ハードディスクを適切なフォーマットにする手順は以下の通りです。
- 「ディスクユーティリティ」を開きます。
- 左側のリストからバックアップに使いたいハードディスクを選択します。
- 「消去」をクリックし、フォーマットを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」に設定します。
- 名前を付けて「消去」をクリックして、フォーマットを完了させます。
これで、Time Machineに最適なフォーマットにハードディスクが準備されます。
3. Time Machineのバックアップ設定
ハードディスクを正しくフォーマットした後、Time Machineを有効にする手順は以下の通りです。
- 「システム環境設定」を開き、「Time Machine」を選択します。
- 「バックアップディスクを選択」をクリックし、先ほどフォーマットしたハードディスクを選択します。
- 「ディスクを使用」をクリックして、Time Machineの設定が完了します。
これで、Time Machineが自動的にバックアップを開始するようになります。
4. 問題が解決しない場合の対処法
もし、これらの手順を試してもTime Machineが正常に動作しない場合、以下のことを確認してみてください。
- MacのmacOSが最新バージョンか確認し、必要ならば更新を行います。
- ハードディスクに問題がないか、他のMacやディスクユーティリティで確認します。
- Time Machineの設定を一度リセットして、再設定してみてください。
これらを試しても問題が解決しない場合、Appleサポートに問い合わせて、追加のサポートを受けることをおすすめします。
5. まとめ
Time Machineを利用するためには、ハードディスクが「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式でフォーマットされていることが必要です。これを行った後、設定を進めることで正常にバックアップができるようになります。もし問題が解決しない場合は、システムやハードディスクに問題がある可能性があるため、さらなる確認を行うことが重要です。


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