Figmaのコンポーネントセットとバリアントの違いについて解説

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Figmaでのコンポーネントセットやバリアントの使い方に関する理解が難しいことがあります。特に、コンポーネント(親要素)からインスタンス(子要素)を生成する方法と、コンポーネント同士をバリアントとして結合する方法の違いについて混乱することが多いです。この記事では、その違いと使用用途について詳しく解説します。

1. コンポーネントセットとバリアントとは?

まず、Figmaにおける「コンポーネント」とは、再利用可能なUI要素やオブジェクトのことです。一度作成したコンポーネントを複数の場所で使用できるため、デザインの効率化が図れます。

「コンポーネントセット」とは、複数の関連するコンポーネントをグループ化したものです。たとえば、ボタンのデザインで、通常の状態、ホバー時、クリック時の3つの状態をそれぞれコンポーネントとして作成し、それらをコンポーネントセットとしてまとめることができます。

2. コンポーネントセットの作り方

コンポーネントセットを作成する基本的な流れは次の通りです。

  • 複数の状態を持つコンポーネントをそれぞれ作成する。
  • それらのコンポーネントを選択して「コンポーネントセット」としてまとめる。
  • このセットを「バリアント」として追加し、各コンポーネントの状態を変更できるようにする。

例えば、ボタンの通常状態、ホバー状態、クリック状態を作成し、それらを一つのコンポーネントセットとしてまとめます。この状態で、ボタンの異なる状態を簡単に切り替えながら使用することができます。

3. コンポーネント同士をバリアントとして結合

コンポーネント同士をバリアントとして結合する方法もあります。この方法では、すでに作成した異なるコンポーネントを1つにまとめて、新しいコンポーネントセットを作成します。

たとえば、ボタンのデザインを最初に作成し、それにアイコンを追加したり、テキストや色を変更することで異なるバリエーションを作り出すことができます。これを「バリアント」としてまとめることで、より柔軟にデザインを切り替えたり、変更したりできます。

4. 使用用途の違い

これら2つの方法の使い分けには、それぞれの使用用途に応じた選択があります。

  • コンポーネントセット:基本的な状態を表現するために使います。例えば、ボタンの通常状態とホバー状態など、単一の要素の異なる状態を管理します。
  • コンポーネント同士をバリアントとして結合:異なるデザイン要素を組み合わせた複雑なバリエーションを作成するために使います。ボタンにアイコンや色を追加して、複数のバリエーションを作る場合に適しています。

5. まとめ

Figmaのコンポーネントセットとバリアントは、どちらもデザインの効率化と一貫性を保つために非常に強力なツールです。コンポーネントセットは状態管理に、コンポーネント同士をバリアントとして結合する方法は、複数のデザイン要素をまとめて管理するのに適しています。デザインのニーズに応じて、使い分けることが重要です。

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