JwwCADを使って設備図面を編集する際、変換された図形がバラバラのレイヤに分かれていたり、ブロック図形が個別に存在していると、整理が非常に煩雑で時間がかかります。この問題を解決するために、効率的な整理方法をいくつか紹介します。
JwwCADでの図面整理の基本
設備図面をJwwCADで編集する際に最も重要なのは、図形を整理し、適切なレイヤに分けて管理することです。最初に行うべきことは、図形を一つのレイヤにまとめることです。この作業を手動で行うのは非常に時間がかかりますが、JwwCADには便利な機能が備わっているので、それらを活用することで効率化できます。
例えば、複数のレイヤに散らばった図形を一括で変更したい場合、「レイヤの変更」コマンドを使用することが有効です。これにより、選択した図形を一度に新しいレイヤに移動させることができます。
一括でレイヤ変更を行う方法
まず、JwwCADの「レイヤ変更」コマンドを使用する方法を紹介します。このコマンドを使うことで、複数の図形を一括で別のレイヤに変更できます。
操作手順は以下の通りです。
- 「レイヤ変更」コマンドを選択します。
- 変更したい図形を選択します。
- 新しいレイヤを指定し、図形を移動させます。
この手順を繰り返すことで、数百個の図形でも一気に整理が可能です。
ブロック図形の一括変更方法
次に、別ツールから変換されたブロック図形を一括で整理する方法です。JwwCADでは「BL属性変更」機能を使用して、ブロック図形の属性を一括で変更することができます。
操作手順は以下の通りです。
- 「BL属性変更」コマンドを選択します。
- 対象のブロック図形を選択します。
- 変更する属性(レイヤや色など)を指定します。
- 設定が完了したら、図形に反映させます。
これにより、複数のブロック図形を一度に整理することができます。
差し替え図面の整理方法
新しい建築図面に差し替える際、レイヤやブロック図形が混在していると、整理が非常に煩雑になります。このような場合には、差し替え図面を「レイヤの統一」機能を使って一度整理し、ブロック図形もまとめて変更することが有効です。
差し替え図面を整理する際には、まず不要なブロック図形を削除し、必要な図形を新しいレイヤに移動させます。この作業を「一括移動」機能を使って一度に行うことができます。
まとめ
JwwCADで設備図面の整理やブロック図形の一括変更を行う際には、レイヤ変更やBL属性変更、そして一括移動などの機能を駆使することで、効率的に作業を進めることができます。これらの方法を適切に活用すれば、時間をかけずに図面を整理することができ、作業効率を大幅に向上させることができます。
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