Excelの並べ替えで順番が崩れた場合の修正方法とマクロ活用法

Excel

Excelで誤って昇順のフィルターをかけてしまい、その後並び順がバラバラになったという問題について、どのように元の順番に戻すか、また大量のデータに対してどのように効率的に修正作業を進めるかを解説します。特に、マクロを使った効率的な方法についてもご紹介します。

1. 並べ替え後にデータが崩れる理由

Excelで昇順や降順のフィルターを使用すると、データが一時的に並び替えられますが、フィルターを外すと元々の順番が崩れることがあります。特に、日付順で並べ替えた場合、元の順番が保たれず、新たに並び替えられたデータが出力されることがあります。

2. 並べ替えを元に戻す方法

元々の順番を戻す方法としては、元の順番を記録しておくことが重要です。もし並べ替え前の順番を保持していない場合、手動で1行ずつ修正するのは非常に時間がかかります。このような場合、マクロを使って特定の列を基準に並べ替える方法が効果的です。

3. マクロを使って効率的に並べ替えを修正する方法

大量のデータを扱っている場合、マクロを使うことで作業の効率化が可能です。以下に、日付+特定の列を基準に並べ替えるマクロの一例を紹介します。

Sub SortData() 
   Dim ws As Worksheet 
   Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1") '対象シート名 
   ws.Sort.SortFields.Clear 
   ws.Sort.SortFields.Add Key:=Range("A2:A1000"), Order:=xlAscending '日付列 
   ws.Sort.SortFields.Add Key:=Range("B2:B1000"), Order:=xlAscending '追加の列(例:B列) 
   ws.Sort.SetRange Range("A1:C1000") '並べ替える範囲 
   ws.Sort.Apply 
End Sub

このマクロでは、A列(例えば日付列)とB列を基準に並べ替えています。適宜、シート名や範囲を変更することで、あなたのシートに適応できます。

4. マクロを使う際の注意点

マクロを使用する際は、最初にデータのバックアップを取っておくことをお勧めします。また、複雑な並べ替えを行う際は、マクロの実行後にデータが正しく並べ替えられているか確認することが重要です。

まとめ

Excelで誤って並べ替えた場合でも、マクロを使えば効率的に元の順番に戻すことができます。大量のデータを扱っている場合は、マクロを活用することで作業時間を大幅に短縮することができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました