PowerShellのバージョンを確認しようとした際に「Windows PowerShell」しか表示されず、最新バージョンにアップデートできていない場合、どのように解決すべきかについて解説します。最新のPowerShellをインストールし、正しくバージョンを確認するための手順を分かりやすく説明します。
1. PowerShellのバージョン確認方法
PowerShellのバージョンを確認するには、まずタスクバーの検索ボックスに「powershell」と入力し、「PowerShell 7」や「Windows PowerShell」ではない方を選択します。その後、以下のコマンドを実行します。
$PSVersionTable
このコマンドを実行すると、インストールされているPowerShellのバージョンが表示されます。ただし、「Windows PowerShell」しか表示されない場合は、最新のPowerShellをインストールしていないか、既定のプロファイルが「Windows PowerShell」になっている可能性があります。
2. 最新のPowerShellをインストールする
「Windows PowerShell」ではなく、最新のPowerShellを使用するには、PowerShell 7をインストールする必要があります。以下の手順でインストールを行ってください。
- 公式サイト(https://github.com/PowerShell/PowerShell)からPowerShell 7をダウンロード
- インストール後、タスクバーの検索ボックスで「PowerShell」を検索し、「PowerShell 7」を選択
- 新しいPowerShellウィンドウが開いたら、再度「$PSVersionTable」を入力してバージョンを確認
3. 既定のプロファイルを確認する
PowerShellの既定のプロファイルが「Windows PowerShell」になっていると、最新バージョンのPowerShellが起動しない場合があります。これを変更するには、以下の手順を実行します。
- PowerShell 7を開き、右クリックして「管理者として実行」を選択
- 「$profile」コマンドを実行してプロファイルの場所を確認
- プロファイルファイルを編集し、PowerShell 7を既定のプロファイルとして設定
これで、次回からPowerShell 7が自動的に起動するようになります。
4. 解決策が見つからない場合の対応
それでも問題が解決しない場合は、次の点を確認してみてください。
- PowerShell 7をアンインストール後、再インストールしてみる
- システムの環境変数を確認し、PowerShell 7が正しくパスに設定されているかを確認
- PCを再起動して設定が適用されているかを確認
5. まとめ
最新のPowerShellをインストールすることで、最新の機能や改善が利用でき、より快適な操作が可能になります。まずは「$PSVersionTable」コマンドで現在のバージョンを確認し、必要に応じてPowerShell 7をインストールしてプロファイルを更新しましょう。
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