新しく高リフレッシュレートのモニターを購入したが、リフレッシュレートの変更オプションに細かい数値が表示されないという問題を抱えている方も多いでしょう。特に、リフレッシュレートの候補として280Hz、120Hz、59.95Hzしか表示されず、144Hzや200Hzなどの細かい変更ができない場合、いくつかの設定を調整する必要があります。この記事では、Windows 11でリフレッシュレートの細かい変更ができるようにする方法について解説します。
Windows 11でモニターのリフレッシュレートを変更する方法
Windows 11では、ディスプレイの設定からリフレッシュレートを変更することができます。まず最初に確認すべきは、グラフィックカードやモニターの仕様がサポートしているリフレッシュレートの範囲です。特に高リフレッシュレートに対応したモニターを使用している場合、その設定が正しく認識されていないと、リストに現れないことがあります。
リフレッシュレートを変更するには、以下の手順を試してみましょう。
手順1: グラフィックカードとモニターの確認
まずは、モニターとグラフィックカードがどのリフレッシュレートに対応しているかを確認することが重要です。たとえば、モニターが280Hzに対応していても、グラフィックカードがそれをサポートしていなければ、設定オプションに反映されません。
モニターの取扱説明書や製品ページでリフレッシュレートのサポート範囲を確認し、グラフィックカードのドライバが最新かどうかも確認しておきましょう。
手順2: ディスプレイ設定からリフレッシュレートを変更
リフレッシュレートを変更するには、以下の手順でディスプレイ設定にアクセスします。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
- 「システム」を選び、「ディスプレイ」をクリックします。
- 「ディスプレイの詳細設定」を選び、「アダプターのプロパティを表示」をクリックします。
- 「モニター」タブに進み、「リフレッシュレート」のドロップダウンメニューから変更したい値を選択します。
ここで、リフレッシュレートのリストに希望の値が表示されない場合、次の手順を試してみてください。
手順3: カスタムリフレッシュレートの設定
グラフィックカードによっては、標準の設定画面では表示されないリフレッシュレートを手動で設定することができます。例えば、NVIDIAやAMDのグラフィックカードを使用している場合、専用の設定ソフトウェアを使用してカスタムリフレッシュレートを作成できます。
NVIDIAの場合
NVIDIAのControl Panelを使用して、カスタムリフレッシュレートを設定できます。
- NVIDIA Control Panelを開き、「ディスプレイ」セクションに移動します。
- 「解像度の変更」を選択し、「カスタム解像度を作成」をクリックします。
- 「リフレッシュレート」のフィールドに希望の数値を入力し、「テスト」をクリックします。
- 問題がなければ「適用」をクリックして設定を保存します。
AMDの場合
AMDのグラフィックカードも、Radeon Settingsを使用してカスタムリフレッシュレートを設定することができます。
- Radeon Settingsを開き、「ディスプレイ」セクションに移動します。
- 「カスタム解像度」を選択し、希望するリフレッシュレートを入力します。
- 設定後、「適用」をクリックして保存します。
手順4: ドライバとソフトウェアの更新
リフレッシュレートの変更に関して問題が続く場合、グラフィックカードやモニターのドライバが古い可能性があります。最新のドライバをインストールすることで、新しいリフレッシュレートが表示されることがあります。
最新のドライバは、グラフィックカードの公式サイトやデバイスマネージャーから簡単に更新できます。
まとめ
Windows 11でモニターのリフレッシュレートを細かく設定するには、まずはグラフィックカードとモニターが対応しているリフレッシュレートの範囲を確認しましょう。その後、ディスプレイ設定からリフレッシュレートを変更し、必要に応じてカスタムリフレッシュレートを設定することで、希望の数値に変更できます。これらの手順を試しても問題が解決しない場合は、ドライバの更新を行い、最新の状態に保ちましょう。


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