After Effects(AE)で、オブジェクトや画像の角度をカクカクと変化させたい場合、手動で一個一個角度を変える方法では効率が悪いです。この記事では、より効率的にこの動きを実現する方法を解説します。
カクカクした角度変更の基本的な方法
AEで画像やオブジェクトをカクカクさせるには、通常の回転プロパティをキーフレームで操作します。しかし、この方法では一つ一つのキーフレームを手動で設定する必要があり、時間がかかります。
そこで、手動で角度を変更せずにカクカク動きを作る方法をいくつか紹介します。
効率的な角度変更方法
1つ目の方法は、回転を設定するプロパティを数値的に変更し、イージング(緩急)を設定することで、カクカクした動きに見せることができます。この方法は、キーフレーム間で数値が急激に変化するように設定します。
もう1つは、Expression(エクスプレッション)を使って、ランダムな角度変更を自動化する方法です。この方法であれば、毎回手動で角度を調整する手間が省け、スムーズにカクカクした動きが作れます。
Expressionを使った方法
AEのExpressionを使うことで、ランダムな角度を自動で生成し、カクカクした動きを効率的に作り出せます。以下は、ランダムな回転を設定するためのExpressionの例です。
wiggle(10,30)
このExpressionでは、10回/秒の速さで、最大30度までランダムに回転させることができます。これにより、カクカクした回転をスムーズに実現できます。
回転のカクカク感を調整する方法
カクカク感をさらに調整したい場合は、Expressionで回転のタイミングや範囲を制御できます。例えば、回転のスピードや角度の範囲を変更することで、より強調されたカクカク感を表現することができます。
また、キーフレームでの角度設定に比べて、Expressionを使うことで動きの調整が簡単になります。さらに、複数のオブジェクトで同じ動きを繰り返す場合でも、Expressionを使えば、簡単に一貫した動きを作ることができます。
まとめ
After Effectsでカクカクした角度変更を実現する方法について解説しました。手動でキーフレームを設定する以外にも、Expressionを使って効率的に回転をランダムに設定したり、数値的に回転プロパティを調整することで、スムーズにカクカクした動きが作れることがわかりました。これらの方法を使って、より効率的にアニメーションを作成しましょう。


コメント