Windows 10のパソコンを初期化するとき、「全てのファイルを消去」を選択することがあります。この操作が実行されると、パソコン内の個人ファイルやアプリケーション、設定がリセットされます。しかし、Google Chromeの履歴やパスワード、ログイン情報がどうなるのか気になる方も多いでしょう。本記事では、この問題について詳しく解説します。
「全てのファイルを消去」の意味とは?
Windows 10の初期化時に「全てのファイルを消去」を選ぶと、パソコンに保存されているすべての個人データ(文書、画像、アプリなど)が削除されます。これには、ブラウザの履歴やキャッシュ、パスワードなどの情報も含まれるのか気になるところです。
Google Chromeの履歴やパスワードはどうなるのか?
実際のところ、Windows 10の初期化で「全てのファイルを消去」を選んだ場合、Google Chromeに保存されている履歴やパスワード、ログイン情報は消えます。これは、初期化がユーザーアカウントごとデータを削除するためです。ただし、Googleアカウントに同期している場合、Chromeのデータはクラウドに保存されており、再度ログインすれば復元することが可能です。
例えば、Chromeのパスワードマネージャに保存されているパスワードや、ブックマーク、履歴などは、Googleアカウントに同期していれば再度Chromeにサインインすることで復元されます。
初期化後にデータを復元する方法
もし、初期化後にChromeの履歴やパスワードを復元したい場合、Googleアカウントに同期機能をオンにしておく必要があります。この設定をオンにしていれば、パソコンを初期化した後でも、次にChromeをインストールした際にデータが自動的に復元されます。
同期設定がオンになっているかを確認するには、以下の手順を実行します。
- Chromeを開き、右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「同期中」と表示されているかを確認
- 「同期設定」をクリックして、必要なデータ(パスワード、履歴など)が同期されているかを確認
Googleアカウントを使用しない場合の対処法
もし、Googleアカウントに同期していなかった場合、初期化後にChromeのデータを復元することはできません。その場合、バックアップを取っていない限り、履歴や保存したパスワードなどは復元できません。
そのため、Chromeのデータを大切にしている方は、定期的にGoogleアカウントと同期しておくことを強くおすすめします。そうすれば、PCを初期化したり、別のデバイスでChromeを使用した際にもデータを簡単に復元できます。
まとめ
Windows 10を初期化した際に「全てのファイルを消去」を選択すると、Chromeの履歴やパスワード、ログイン情報は削除されます。しかし、Googleアカウントを利用して同期している場合、これらのデータは復元することができます。同期設定を活用し、重要なデータを失わないようにしましょう。


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