YAMAHA RTX830のCLI(コマンドラインインターフェース)を使用して設定作業を行う際に、階層間の移動が必要になることがあります。特に、グローバル階層(#)から特定の階層(例えばpp階層)に移動し、再度グローバル階層に戻る場合について、どのように操作すれば良いかを解説します。
1. YAMAHA RTX830の階層構造について
YAMAHA RTX830では、CLIを使ってルーターの設定を階層ごとに行うことができます。基本的な階層には、グローバル階層(#)やインターフェース設定、さらにPPPoEなどの特定の設定階層があります。階層間の移動が求められる場面で、効率的なコマンド操作が重要となります。
2. CLIで階層を移動する方法
CLIの操作で階層間を移動するには、基本的には以下のコマンドを使います。
- exit: 現在の階層から1つ上の階層に戻ります。例えば、pp階層(pp#)からグローバル階層(#)に戻りたい場合、
pp# exitを入力します。 - end: グローバル階層に戻るコマンドですが、YAMAHA RTX830の場合、通常は
exitで十分です。
3. telnetセッションでの注意点
telnetセッションを使用している場合、階層の移動が正しく行えないことがあります。具体的には、階層を移動後にセッションが切れてしまうケースです。この場合、再度telnetでログインし直す必要がありますが、階層を移動している間にセッションが途切れないように注意しましょう。
4. 便利なCLI操作のコツ
YAMAHA RTX830のCLIを使って効率よく操作を行うためには、以下の点に注意することが重要です。
- コマンドの確認:
showコマンドを使って、現在の設定を確認する。 - 階層移動の前後に
exitを使い、適切に階層を抜ける。 - 設定の保存: 階層を抜けた際に設定を忘れずに保存する。
5. まとめ
YAMAHA RTX830でCLIの階層を移動する際は、exitコマンドを使って階層を上がることが基本です。もしtelnetでセッションが切れる場合は、再ログインして操作を続けることになります。CLI操作に慣れることで、より効率的にネットワーク設定を行うことができます。


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