Azure VMの課金節約のためにカレンダーに基づき停止・起動する方法

サーバ管理、保守

AzureのVMを使っていると、使用しない時間帯にVMを稼働させておくことが、不要なコストを発生させる原因となります。これを回避するためには、Azure VMを自動で停止・起動させる方法を活用することが有効です。特に、カレンダーに基づいて自動的に停止・起動する設定を行うことで、より効率的に課金を節約することができます。本記事では、その方法を解説します。

1. Azure VMの課金体系

AzureのVMの課金は、主に「稼働時間」に基づいています。VMが稼働している時間に対して課金が行われるため、必要のない時間にVMを起動し続けることは、コストを無駄に増加させてしまいます。Azure VMの停止・起動をスケジュールすることで、無駄な稼働を避け、費用を削減できます。

Azureでは、VMの停止には2種類の方法があり、手動停止と自動停止があります。手動停止はユーザーが手動で行うもので、場合によっては時間帯を意識して管理することが難しいです。自動停止の場合、スケジュールに基づいてVMの停止・起動を自動化できます。

2. Azure Logic Appsを使用して自動化する方法

Azure Logic Appsを使うことで、特定の時間に基づいてVMを自動的に停止・起動することができます。Logic Appsは、クラウド上でのワークフロー自動化を提供するサービスで、定期的なタスクをスケジュールして実行するのに非常に便利です。

まず、Azure Portalにアクセスし、「Logic Apps」を選択して新しいロジックアプリを作成します。その後、「Recurrence」トリガーを使って、定期的なスケジュールを設定します。トリガーが発生すると、次に「Azure Virtual Machine」アクションを追加し、VMの停止または起動を選択します。このようにすることで、指定した時間に自動的にVMを停止または起動することができます。

3. Azure Automationを利用した方法

Azure Automationは、Azureリソースの管理を自動化するためのサービスで、VMの停止・起動をスケジュールするのにも利用できます。Azure Automationでは、「Runbook」を使ってPowerShellスクリプトを実行できるため、より柔軟に管理できます。

Azure Automationを利用する場合、まず「Automation Account」を作成し、その中で「Runbook」を作成します。Runbookに、VMを停止または起動するPowerShellスクリプトを記述し、スケジュールを設定します。この方法は、より高度なカスタマイズが可能で、複雑な環境にも対応できます。

4. VMの停止・起動スケジュールの設定例

例えば、毎日夜間にVMを停止し、朝の9時に起動する設定をしたい場合、Logic AppsやAzure Automationで以下のように設定できます。

  • Logic Apps: 毎日22時にVM停止のトリガーを実行し、翌日9時にVM起動のトリガーを実行するスケジュールを設定。
  • Azure Automation: RunbookでPowerShellスクリプトを作成し、毎日夜間と朝に実行するスケジュールを設定。

これらの方法により、稼働時間を最小限に抑え、コスト削減を実現できます。

5. まとめ

Azure VMの課金を節約するために、カレンダーに基づいて自動的にVMを停止・起動する方法は非常に有効です。Logic AppsやAzure Automationを活用することで、簡単にスケジュールを設定し、VMの稼働時間を管理できます。これにより、コストを削減しつつ、必要な時間にのみVMを稼働させることが可能になります。

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