Illustratorで漢字のアウトライン化時に空欄を除去する方法

Illustrator

Illustratorで漢字をアウトライン化する際に、特に「新」などの漢字で空欄が生じることがあります。この空欄が別オブジェクトとして分離し、デザインに不便を感じている方も多いです。この記事では、その空欄を除去し、漢字の形をそのまま保ったアウトライン化の方法を解説します。

漢字のアウトライン化時に空欄が生じる理由

Illustratorで漢字をアウトライン化すると、文字の構造によっては文字の内部に空欄(例えば、漢字の内部に開いている部分)を持つことがあります。これらの空欄部分が別のオブジェクトとして分かれてしまうため、デザインが思った通りに仕上がらないことがあります。

特に「新」などの漢字では、外枠と内部の空白部分がはっきり分かれてしまうため、空欄部分が別オブジェクトとして扱われてしまいます。この問題を解決するためには、Illustratorの設定やツールを工夫する必要があります。

空欄を除去してアウトライン化する方法

空欄部分を除去するために、まずは「パスの結合」や「クリッピングマスク」などのツールを使用して、内部の空欄部分と外枠を一体化させます。

具体的には、以下の手順を試してみてください。

  • 漢字を選択し、「オブジェクト」メニューから「パス」>「パスの結合」を選択
  • もし必要であれば、内側の空欄部分を手動で削除したり、「ライブペイント」機能を使ってパスを調整
  • さらに、「クリッピングマスク」を使用して不要な部分を隠すことで、きれいにアウトライン化できる

パスを結合して正確なアウトラインを作成する

「パスの結合」を利用することで、漢字の内部に生じた空欄部分をアウトライン化する際に一つのオブジェクトとしてまとめることができます。これにより、不要な分割がなくなり、漢字が一貫した形で表現されます。

「パスの結合」を使用する際は、まず空欄部分を選択し、外枠と同じオブジェクトとして結合することが大切です。これを行うことで、空白部分が独立してしまう問題を解決できます。

クリッピングマスクを使用する方法

クリッピングマスクを使うことで、内部の空白部分を隠し、漢字の外枠部分のみを残すことができます。これにより、不要な空白部分が目立たなくなり、デザインがすっきりと整います。

クリッピングマスクを使うには、まず空欄部分を選択し、その上に外枠を重ねてから「オブジェクト」>「クリッピングマスク」>「作成」を選びます。この操作により、空白部分が隠され、文字の形がきれいに仕上がります。

まとめ

Illustratorで漢字をアウトライン化する際に生じる空欄を除去するためには、「パスの結合」や「クリッピングマスク」を活用する方法が有効です。これらのツールを使うことで、漢字の形を崩すことなく、正確にアウトライン化することができます。これらの方法を実践することで、デザイン作業がよりスムーズに進められます。

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