Linux MintをインストールするためにUSBから起動させるには、いくつかの手順を踏む必要があります。USBメモリにインストールメディアを作成したものの、PCがBIOS設定に入れず、起動できないという問題に直面している方も多いでしょう。この記事では、Linux MintをUSBからインストールするためのステップと、BIOS設定の確認方法を詳しく解説します。
1. BIOS設定にアクセスする方法
PCをUSBメモリから起動させるためには、まずBIOSまたはUEFI設定にアクセスする必要があります。多くのPCでは、PCの電源を入れた直後に「F2」「F12」「Esc」などのキーを押すことでBIOSに入ることができます。
一般的には、PCのロゴが表示されると同時にキーボードで「F2」や「Del」を連打することで、BIOS設定画面に入ることができます。もし、この方法でBIOSにアクセスできない場合、PCのマニュアルを確認し、正しいキーを確認しましょう。
2. 起動順序(Boot Order)の設定を確認
BIOSにアクセスしたら、次に「Boot」メニューを探します。ここで、PCがどのデバイスから起動するかを指定できます。通常、デフォルトではHDD(ハードディスク)やSSDから起動する設定になっているため、USBメモリが起動デバイスとして認識されるように設定を変更します。
「Boot Priority」または「Boot Order」の項目で、USBメモリを最初に起動するデバイスとして設定します。USBメモリを最上位に設定した後、「F10」キーを押して設定を保存し、BIOSを終了します。
3. USBメモリの作成と確認
Linux Mintのインストールメディアを作成するためには、「Rufus」や「UNetbootin」などのツールを使います。これらのツールで、Linux MintのISOファイルをUSBメモリに書き込むことで、インストールメディアを作成できます。
作成したUSBメモリをPCに接続し、再度PCを起動します。USBメモリからの起動が成功しない場合、BIOS設定でUSBポートの設定が無効になっている可能性があるため、再度BIOS設定を確認してみてください。
4. セキュアブート(Secure Boot)の確認
最近のPCには、セキュアブート機能が搭載されている場合があります。この機能が有効になっていると、USBメモリや非公式のオペレーティングシステムからの起動が制限されることがあります。
セキュアブートが有効の場合、BIOS設定の「Secure Boot」オプションを無効にする必要があります。これにより、USBからのインストールが可能になります。セキュアブートの設定は、BIOSの「Security」メニュー内にあることが多いので、確認してみてください。
5. インストールメディアの起動とLinux Mintのインストール
BIOS設定が完了し、USBメモリから正常に起動した場合、Linux Mintのインストール画面が表示されます。ここからインストール手順に従って、言語やインストール先のディスクを選択し、インストールを進めます。
インストールが完了するまで、指示に従って必要な設定を行い、再起動後にLinux Mintを使い始めることができます。
まとめ
Linux MintをUSBメモリからインストールするには、まずPCのBIOS設定にアクセスし、起動順序をUSBメモリに設定する必要があります。さらに、セキュアブートが有効な場合は、無効にする必要があります。これらの設定を正しく行えば、Linux Mintを無事にインストールすることができます。トラブルシューティングが必要な場合は、各手順を確認して、もう一度試してみてください。
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