Live2Dでアイビスペイントで作成したイラストをドラッグ&ドロップしようとした際に「未対応形式」と表示される問題について、この記事ではその原因と解決策を詳しく説明します。PSD(レイヤー保持)形式で保存したイラストがLive2Dに読み込めない場合、特定の設定や保存形式に問題があることが考えられます。
「未対応形式」エラーの原因と問題点
アイビスペイントで作成したイラストをPSD形式で保存した後、Live2Dに読み込む際に「未対応形式」と表示される場合があります。このエラーは、Live2Dがサポートしていないファイル形式や設定が含まれている場合に発生します。PSDファイルは、基本的にレイヤー情報を保持するため、適切に保存されていない場合、Live2D側で正しく認識されません。
この問題の一般的な原因は、以下のような点が考えられます。
- PSDファイルの保存時に使用した設定がLive2Dに対応していない。
- アイビスペイントで保存したPSDファイルに特殊なレイヤー情報や形式が含まれている。
- Live2DがサポートするPSDバージョンやレイヤーの形式に合っていない。
Live2Dで読み込めるPSD形式の要件
Live2Dでは、PSDファイルを読み込む際に特定の要件があります。まず、PSDファイルの保存設定を確認する必要があります。以下の点を確認し、適切な形式で保存されているかをチェックしましょう。
- レイヤー構造:すべてのレイヤーが独立しており、適切に命名されている必要があります。Live2Dでは、レイヤー名やレイヤーの配置が重要な役割を果たします。
- レイヤーのタイプ:Live2Dは、通常のラスターレイヤー(ピクセルベース)をサポートしていますが、シェイプレイヤーやベクターオブジェクトは正しく読み込まれません。
- 適切な解像度:画像の解像度が高すぎると、Live2Dに読み込む際にエラーが発生することがあります。解像度を適切に設定してください。
アイビスペイントでのPSD保存方法の調整
アイビスペイントでPSDファイルを保存する際、Live2Dで読み込めるようにするためには、以下の方法を試してみてください。
- 「PSD(レイヤー保持)」で保存する際、保存形式の設定を再確認します。特に、レイヤーの種類や構造が適切かをチェックします。
- 保存時に「圧縮オプション」を無効にし、ファイルが最大限の品質で保存されるようにします。
- アイビスペイントの「エクスポート」設定で、ライブ2Dとの互換性を意識して調整します。
PSDファイルをLive2Dで正しく読み込むための補足
もし、これらの方法で問題が解決しない場合、Adobe PhotoshopでPSDファイルを開き、再保存することで、Live2Dに最適な形式に調整できます。Photoshopでは、PSDファイルを保存する際に細かい設定を調整できるため、Live2Dに適した形式に保存することが可能です。
まとめ
Live2Dで「未対応形式」と表示される問題は、PSDファイルの保存設定やレイヤー情報に問題がある場合に発生します。アイビスペイントで保存したファイルがLive2Dに読み込めるようにするためには、レイヤーの構造や形式を確認し、適切な設定で保存することが重要です。これらの方法を試して、問題を解決し、スムーズにLive2Dでイラストを使用できるようにしましょう。


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