MacBookでPhotoshopを使用してRAW現像を行う際、XMPファイルが自動的に作成されることがあります。これらのXMPファイルは、画像の設定やメタデータを保存するために必要ですが、不要だと感じるユーザーも少なくありません。この記事では、PhotoshopでRAW現像を行う際にXMPファイルの作成を無効化する方法について解説します。
XMPファイルとは?
XMPファイルは、Adobeの「Extensible Metadata Platform」を使用して、RAWファイルに関連する設定やメタデータを保存するためのファイルです。主にAdobe Camera Raw(ACR)やLightroomで使用され、写真の編集内容や調整設定が保存されます。
RAWファイルには直接編集情報が含まれていないため、XMPファイルに保存された情報をもとに、再度同じ編集内容を適用することができます。しかし、これらのファイルが不要であると感じるユーザーもおり、その場合には作成を無効化する方法を検討することができます。
PhotoshopでXMPファイルを作成させない設定方法
Photoshopでは、XMPファイルを自動的に作成する設定がデフォルトで有効になっています。この機能を無効化するには、設定を変更する必要があります。以下の手順で設定を変更できます。
1. Photoshopの環境設定を開く
まず、Photoshopを開き、上部メニューの「Photoshop」から「環境設定」を選択します。
次に「ファイル管理」を選択します。
2. 「XMPメタデータの自動作成」の設定を変更
「ファイル管理」のセクションにある「XMPメタデータの自動作成」の項目で、「作成しない」を選択します。この設定を変更することで、RAW現像時にXMPファイルが作成されるのを防ぐことができます。
3. 設定を保存
設定を変更した後、「OK」をクリックして環境設定を保存します。これで、新しいRAWファイルを編集する際にXMPファイルは作成されません。
XMPファイルが作成されないことによる影響
XMPファイルの作成を無効にすると、写真の編集内容がファイル内に保存されなくなります。つまり、他のPCやソフトウェアで同じRAWファイルを開いた際に、以前に行った編集内容を再現することができません。
ただし、PhotoshopやLightroomでの編集内容は、アプリケーション内に保存されるため、作業中にXMPファイルを作成しなくても問題なく編集が行えます。ただし、複数のデバイスで編集内容を共有したい場合や、編集履歴を保持したい場合には、XMPファイルを使用することを検討する必要があります。
RAWファイルの編集を管理するための代替方法
XMPファイルの代わりに、Photoshop内での「設定」や「履歴」を使用して編集内容を管理することができます。また、Lightroomを使用している場合、同様に「カタログ」機能を活用して編集内容を管理できます。
これらの方法を使用することで、XMPファイルの作成を避けることができ、必要に応じて後で変更を加えることも可能です。
まとめ
MacBookでPhotoshopを使用してRAW現像を行う際に、XMPファイルを作成させない設定方法について解説しました。設定を変更することで、不要なXMPファイルを作成せずに作業を進めることができますが、XMPファイルには編集内容の保存や共有に便利な機能もあるため、使用しない場合の影響についても理解しておくことが重要です。
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