ExcelでA列、B列の条件に基づいてC列の数値をD列、E列に表示する方法

ExcelでA列、B列、C列に基づいてD列とE列に数値を表示する方法について、特定の条件を設定したい場合の対応方法を解説します。特に、A列とB列の数値を比較し、C列の数値をD列またはE列に適切に表示させる方法を説明します。

1. 問題の概要

質問者の要望は、A列とB列を比較し、C列の数値をD列またはE列に表示するというものです。さらに、D列とE列の合計を表示する際に、特定の条件に基づいて集計することが求められています。

まず、A列とB列の数値を比較して、条件に合致したC列の数値をD列またはE列に表示する方法について説明します。以下の数式を使用することで、条件を満たした場合にC列の数値を表示できます。

① A列よりB列が大きい時にC列をD列に表示する場合、次の数式をD列に入力します：
=IF(AND(B2>A2, C2>0), C2, "")

② B列よりA列が大きい時にC列をE列に表示する場合、次の数式をE列に入力します：
=IF(AND(A2>B2, C2>0), C2, "")

「A列とB列が同じ数字の場合、どちらか一方にのみC列の数値を表示させる」といった条件を設定する必要があります。以下の数式を使うことで、D列とE列の両方に同じ値が表示されることを防ぎます。

=IF(A2=B2, IF(C2>0, C2, ""), "")

この数式は、A列とB列が同じ場合にのみC列の数値を表示します。

最後に、D列とE列の合計を計算するためには、条件付きで数値を合計する数式を使います。SUMIFS関数を使用することで、特定の条件を満たすC列の数値を合計することができます。D列の合計を計算する場合、次の数式を使用します。

=SUMIFS(D2:D100, D2:D100, ">0")

E列の合計を計算する場合は、同様に次の数式を使用します。

=SUMIFS(E2:E100, E2:E100, ">0")

ExcelでA列、B列の数値を比較して、条件に基づいてC列の数値をD列またはE列に表示する方法は、IF関数やSUMIFS関数を組み合わせることで実現できます。条件に応じてD列とE列の合計を計算する方法を理解し、実務で活用できるようになりましょう。