Power Queryで複数ファイルを結合して縦に並べる方法|ヘッダー名が異なる場合の対処法

Excel

Power Queryを使用して複数の表形式ファイルを結合する場合、ヘッダー名が異なるとデータの結合に悩むことがあります。ここでは、複数ファイルを読み込んで、ヘッダーが異なる場合でも正しく縦に並べる方法を詳しく解説します。

1. 複数ファイルを読み込む準備

最初に、Power Queryで複数のファイルを読み込む準備をします。ファイルは全て同じフォルダに保存されていることが前提です。Power Queryで「データ」タブから「フォルダーから読み込み」を選択し、対象のフォルダーを指定してファイルを読み込みます。

ここでは、各ファイルが同じ構造を持つことを前提にしますが、ヘッダー名が異なる場合でも問題ありません。ヘッダー名を適切に統一する方法を後ほど解説します。

2. ヘッダー名が異なる場合の対処方法

Power Queryで読み込んだデータを結合する際、ヘッダー名が異なる場合に注意が必要です。具体的には、地域、商品名、単価はすべてのファイルに共通していますが、年ごとのデータが異なるヘッダー名を持っています。このような場合、手動でヘッダー名を統一してからデータを結合する必要があります。

まず、Power Queryエディタ内で読み込んだデータを開き、「列名を変更」を使って、共通のヘッダー名に統一します。例えば、年ごとのデータを2012、2013、2014といった形式から、2012、2013、2014に変更することで、統一感を持たせます。

3. データを縦に並べる方法

次に、複数のファイルのデータを縦に並べる方法を説明します。年ごとのデータが横持ちになっている場合、Power Queryで「列の展開」を行うことで、データを縦に並べることができます。

具体的には、「列の展開」を選択し、展開したい列を指定することで、データを縦に並べて統一された形にすることができます。この手順により、各年のデータが行ごとに並び、最終的なヘッダーは「地域、商品名、単価、2012、2013、2014、2015、2016、2017、2018、2019、2020」となります。

4. データの結合とNull処理

ヘッダーを統一し、データを縦に並べた後、データに存在しないセルがあった場合はNull値になります。この状態は自動的に処理され、存在しない年のデータはNullとして表示されます。特に、年ごとにデータが存在しない場合でも、Power QueryはNullとして扱うため、データをスムーズに結合することができます。

5. まとめ

Power Queryで複数のファイルを読み込み、ヘッダー名が異なる場合でもデータを正しく縦に並べる方法について解説しました。ファイルの結合後、年ごとのデータが欠けている場合でもNull値として適切に処理されるため、問題なくデータを統合できます。これで、複数のファイルを効率的に結合し、縦に並べることができるようになります。

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