Windows 11のセキュアブートを有効にしたらPCが起動しない問題の解決方法

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Windows 11にアップデートする際、セキュアブートを有効にしようとしたところ、PCが起動しないという問題が発生することがあります。特にASRockのB450 Steel Legendマザーボードを使用している場合、この問題に直面することが多いです。この記事では、セキュアブートを有効にする際の注意点と解決方法について詳しく解説します。

1. セキュアブートとは?

セキュアブートは、PCが起動する際に、OSやドライバーが信頼できるものであることを確認するセキュリティ機能です。Windows 11では、この機能が必要とされており、セキュアブートが有効でないとインストールやアップグレードができません。しかし、セキュアブートを有効にすると、起動時に問題が発生することもあります。

セキュアブートは、システムの信頼性を高めるための重要な機能ですが、設定が正しくないと、PCが起動しなくなる可能性があります。

2. セキュアブートを有効にするとPCが起動しない理由

セキュアブートを有効にしてもPCが起動しない原因はさまざまです。一般的な原因は、以下のようなものがあります。

  • OSのブートモードがUEFIではなく、レガシーBIOSモードでインストールされている
  • セキュアブート対応のOSがインストールされていない
  • UEFI設定が正しくない
  • ドライバーやハードウェアがセキュアブートをサポートしていない

これらの問題が原因で、PCがセキュアブートを有効にした状態では起動しなくなることがあります。

3. 解決方法:UEFIモードへの切り替え

まず、PCのBIOS設定で、起動モードがUEFIに設定されているか確認してください。レガシーBIOSモードでは、セキュアブートが有効にならないため、UEFIモードに切り替える必要があります。

UEFIモードに切り替える方法は以下の通りです。

  1. PCを再起動し、BIOSセットアップに入るためにF2キーやDelキーを押します。
  2. 「Boot」メニューに移動し、起動モードを「UEFI」に変更します。
  3. 設定を保存して、PCを再起動します。

これで、セキュアブートを有効にする準備が整います。

4. セキュアブートを有効にする手順

次に、セキュアブートを有効にする手順を説明します。具体的には以下の手順を実行してください。

  1. 再度BIOSに入り、「Security」タブを選択します。
  2. 「Secure Boot」オプションを「Enabled」に設定します。
  3. 「Boot」メニューで、起動順序を確認し、UEFIデバイスを最初に設定します。
  4. 設定を保存して、再起動します。

この手順を実行後、Windowsが正常に起動するはずです。

5. セキュアブートが有効にならない場合の対処法

もし、上記の手順を実行してもセキュアブートが有効にならない場合、次の対策を試みてください。

  • BIOSのバージョンが古い場合、最新のバージョンに更新してください。
  • Windowsのインストールメディアを使って、UEFIモードで再インストールを試みることも一つの方法です。
  • PCのハードウェアがセキュアブートに対応しているか確認してください。

6. まとめ

セキュアブートを有効にするためには、PCの起動モードがUEFIであることを確認し、BIOSでセキュアブートを有効にする必要があります。設定が正しくないと、PCが起動しなくなることがありますが、UEFIモードに切り替えることで解決できる場合が多いです。

もし、これらの手順を試しても解決しない場合は、BIOSのアップデートや再インストールを試みてください。それでも問題が解決しない場合は、PCの製造元に問い合わせることをお勧めします。

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